「勉強がはかどらない」という悩みは、ほとんどの人が一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
実際には、その理由は至ってシンプルなものであることが多いです。気づいている人も少なくないでしょう。
今回はそんな「勉強がはかどらない根本的な原因とその対策」についてご紹介します。
< 目次 >
勉強がはかどらない5つの原因
勉強がはかどらない原因については、分かっているものもあるでしょう。
ですが、その対策まではできていない人がほとんどです。
まずは、以下の5つの原因の中に、自分に当てはまるものがないか確認してみて下さい。
1. そもそも興味がない・嫌々している
「それを言い出したら元も子もない」なんて言われそうですが、実際、多くの場合において、興味がないことや嫌々していることが、勉強がはかどらない原因になっていることを忘れてはいけません。
もちろん、他の要因によってはかどってない場合もありますが、普通にしていれば、興味のある内容や好きでやっている勉強は自然にはかどるものです。
[対策]
仮に興味があったとしても、いつも同じモチベーションで取り組むというのは無理があるでしょう。
興味が湧かない場合には、湧かないなりの対策があります。
たとえば、勉強には本来、勉強をした先の目的があり、勉強することによって得られるものがあるはずです。
その得られるものをしっかり具体的にイメージして下さい。
「勉強が嫌だ」「やる気が湧かない」というときは、目の前の感情に捉われて本来の目的や勉強する意味を感じられてないことが多いです。
そんなときは 何のための勉強なのか をもう一度考え直しましょう。
目を瞑り、深呼吸をしながら考えてみると、よりイメージが湧くかと思います。
また、「今やらなければ、あとで2倍3倍の苦労が必要になる」「今やれば、あとで2倍3倍ラクになる」と考えてみるのもいいでしょう。
大事なのは、勉強する意味や今やるメリットを強く感じることです。
2. 意識が別のところに向いている
これもよくあることですが、考え事や悩みなどに意識が向いているせいで、勉強がはかどらないことがあります。
たとえば、「今日学校であったこと」「明日の仕事やバイトのこと」などで気になることがあれば、勉強がはかどらないのも当然です。
[対策]
これは、考えごとや悩みの大きさによっては難しい部分もあるのですが、一つの対策として、考えていることや気になっていることを全て紙に書き出すという方法があります。
まず、考えごとや気になっていることが多いと、ワーキングメモリーがそれらのことで満たされている状態になります。
ワーキングメモリーとは、”一時的に情報を保持し、処理する記憶能力” のことで、仕事や勉強の最中には常に使っているものです。
つまり、このワーキングメモリーが埋まっている状態だと、集中力は低下してしまい、勉強もはかどらないのです。
さきほど言った「考えごとや気になることを書き出す作業」には、このワーキングメモリーをスッキリさせてくれる効果があります。
書き出すことによって考えごとが外に吐き出され、視覚化されることにより、「いま考えても仕方のないこと」と思えるようになります。
もし、考えごとによって勉強がはかどらないときには、一度ワーキングメモリーをリセットさせることを考えてみて下さい。
3. 目に付く場所や手の届く場所に誘惑物がある
あなたの部屋や机の上は散らかっていませんか?
ものが散乱している状態というのは、勉強するのに適していません。
関係の無いものが視界に入るだけでも、その目に入ったものに意識が向いてしまい、
最悪の場合、それを手に取り勉強から離れてしまうことも十分に考えられます。
スマホやマンガ、テレビなんかが良い例でしょう。
「気づいたらスマホを扱っていた、マンガを読み始めてしまった、テレビを見てた」
なんて経験あるのではないでしょうか?
[対策]
もし、部屋や机が散らかっているのであれば、そのような人は片づけから始めた方が良いかもしれません。
特に、勉強中視界に入りやすい机の上なんかは、できるだけ勉強に関係の無いものを置かないようにしましょう。
そして、勉強する環境を作る際にはこの3つを意識して下さい。
・目につかない場所
・手の届かない場所
・耳に入らない場所
勉強に関係ないもの、特に誘惑の強いスマホ、マンガ、テレビなどは、できる限りこれらの場所に移してください。もしくは、あなた自身がそのような場所に移動しましょう。
「スマホはマナーモードにして押入れの中に」
「マンガは机の上や近くには置かない」
「テレビは電源を抜きリモコンは部屋の外に」
このような対策をできる限り徹底的に行いましょう。
4. 時間管理が甘い
勉強に限らず、日頃の時間管理が甘くダラダラ過ごすことの多いようなひとは、勉強もはかどらないことが多いでしょう。
本来、集中していれば20~30分ほどで終わる作業に1時間以上かかることもザラにあるかと思います。
[対策]
まず、人が集中できる時間というのは短いということを知りましょう。
2、3時間も集中力を維持し続けるなんて普通はできません。
そのため、細めに時間を区切る意識を持ち、身体を伸ばしたり深呼吸をしたりと、軽くリフレッシュできることを挟んでみましょう。
ずっと集中しているように見える人も、自然とこのようなことを取り入れているものです。
ダラけた状態で時間をかけ、勉強を進めるくらいなら、思い切って外の空気を吸いに行くぐらいした方がいいです。
また、日頃の習慣の中でも、ダラダラと過ごす時間が多い人は見つめ直した方がいいでしょう。
日頃の過ごし方を変えるだけでも、勉強の効率は上がるはずです。
5.眠気を我慢しながら勉強している
帰宅後、眠気に襲われながら頑張って勉強をする人は多いと思います。
しかし、眠気に耐えながら勉強するのはかなり効率が悪いです。
はかどらないどころか、やったつもりになって実際には頭に入ってないことも考えられます。
時間に追われているような人にとっては対策が難しいと感じるかもしれませんが、やめた方がよいでしょう。
[対策]
これは勉強している時間帯にもよりますが、昼~夕方くらいの時間帯であれば、短い仮眠を取ってしまった方が確実に良いでしょう。
眠りの浅い短い仮眠は頭がスッキリし、集中力を高めてくれる効果があります。
ただし、重要なのは短時間の浅い仮眠であることです。
時間の目安は20分程度で、寝転んで眠るというよりは机の上に伏せて寝るような感じが良いでしょう。
詳しくは、
仮眠が仕事や勉強の効率をあげる!最適な時間や取り方のコツとは?という記事を参考にしてみてください。
もし、夜に勉強をしていて眠気がある場合には、さっさと寝てしまい、朝一に時間を作ることをオススメします。
朝というのは集中力が高い時間帯であり勉強に最適ですので、朝早く起きれる人は、この時間帯を利用するべきでしょう。
まとめ
自分に当てはまる原因や使えそうな対策はありましたでしょうか?
勉強がはかどらない人であれば何かしら当てはまるものがあると思いますので、その原因にしっかり対策を打ちましょう。
しっかり対策できれば勉強の質は確実にあがるはずなので、ぜひ試してみて下さい。